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【ハースF1】レースペース改善の糸口は見つからず

2019年04月19日(金)17:40 pm

ハースF1ではバクー市街地サーキットで開催される次戦F1アゼルバイジャンGP(28日決勝)ではなんとかレースペース不足を改善しようと必死の取り組みを行っているようだ。

シーズン開幕当初には、メルセデス、フェラーリ、レッドブル・ホンダの3強チームに次ぐ位置にいると目されていたハースだが、予選ではここまでの3レースすべてでQ3進出を果たす速さを見せたものの決勝ではペースが上がらず、第2戦バーレーンGP、第3戦中国GPをいずれもノーポイントで終えている。

ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは中国GPが開催された上海において、タイヤマネジメントがうまくいっていないのがその原因だとデンマークの『Ekstra Bladet(エクストラ・ブラデ)』に次のように語った。

「タイヤに熱が入っているときにはすべてうまくいっている。問題はそこなんだ」

「バーレーンの後でその問題を認識していたが、ここに来るまでに修正することができなかった。だが、なんとしても解決策を見つけなくてはならない」

開幕戦のオーストラリアGPでは6番グリッドからスタートしたロマン・グロージャンはメカニカルトラブルによるリタイアに終わったものの、7番グリッドからスタートしたケビン・マグヌッセンは6位でフィニッシュしている。

そうしたこともあり、ハースではバーレーンでのレースを迎えるまでそうした問題があることを認識できていなかったようだ。だが、開幕戦が行われたメルボルンとバーレーンのサーキット特性や天候の違いによって、バーレーン決勝では予期せぬペースダウンが生じてしまったわけだ。

「言い訳をするつもりはないが、バクーでその対策を見つけることができなければ、また失望に終わることも覚悟しておかなくてはならないよ」とシュタイナーは付け加えている。

ハースは、上海では新たなリアウイングを投入することでその問題の解決を試みたものの、結果として成功することはなかった。

シュタイナーは、現在抱えている問題はそれほど単純なものではないのだと次のように続けた。

「いろんなことの組み合わせによるものなんだ。そうでなければ改善するのは簡単だっただろう」

「もう一度風洞へ戻して、何らかの形でタイヤにもっとエネルギーを注ぎ込む方法を見つけなくてはならない」

そう語ったシュタイナーは次のように付け加えた。

「現時点では、解決策は得られていないよ」

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