1000レース目を迎えるF1の2019年第3戦中国GPを前に、新人ながら活躍しているアレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)が次のように意気込みを語った。
■アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)
「バーレーンで念願のF1初ポイントを獲得できたのでよかったです。特に懸念はありませんでしたし、チームスタッフの努力に報いることができました。
ライバルのトラブルによる運もあったと思いますが、その恩恵を受けるためには、きちんとした信頼性を確保しておく必要がありますし、その意味では実力で勝ち取ったと思っています。
ほかの多くのサーキットと同じく、上海も初めて走りますし、シミュレーターで練習した限り簡単にはいかないと思いますが、それがレースです。
シミュレーターで試したので全くの未知ではないですし、オンボード映像も見ているので、少しずつコツをつかんでいきたいです。
F1での経験が浅い自分にとって、バーレーンでの2日間のテストはとても有意義でしたし、テストで学んだことをレースに活かしていきたいです。
シミュレーターで第1セクターなど、特徴的な場所があるのは分かっています。ロングコーナーで、予選で実際にターン1に突入したときには、凄まじいGがかかるでしょう。走りがいのあるレースになると思いますし、中国に行くのは初めてなので楽しみです。
そして、中国GPは記念すべき1000戦目のF1グランプリですが、それを記念したカスタムヘルメットを用意しました。僕よりも前に、タイ人として初めてF1ドライバーとなったプリンス・ビラの功績を称えるものです。プリンス・ビラは1950年にシルバーストーンで行われたF1の第1戦から参戦しているレジェンドです」