元F1チーム代表のジャンカルロ・ミナルディは、今季ザウバーに移籍したキミ・ライコネンは若いチームメートとの戦いに苦戦するだろう考えている。
チームオーナー兼代表として1985年から2005年までF1にエントリーしていたミナルディは、今年ザウバーのフルタイムドライバーとなる25歳のアントニオ・ジョビナッツィを高く買っているようだ。
イタリア出身のミナルディは、8年ぶりにイタリア人フルタイムドライバーが登場することは非常に大きな意味があると自身が運営するウェブサイトで次のように語っている。
「これはイタリアのモータースポーツ、若手ドライバー、そしてイタリアGPの将来にとっても非常に重要な兆候だ」
昨年ザウバーでF1デビューを飾ったシャルル・ルクレールが大活躍を見せたことは記憶に新しいが、ジョビナッツィもルクレール同様フェラーリのドライバーアカデミー出身者だ。
71歳となったミナルディは、ジョビナッツィは2007年のF1チャンピオンであるキミ・ライコネンを必死にさせるような活躍を見せるだろうと次のように付け加えている。
「フィンランド人(ライコネン)は注意深く背後を気にする必要があるよ。私はジョビナッツィが彼を苦しい立場に追い込むことができると確信しているからね」