昨年ウィリアムズでF1デビューを飾りながらわずか1シーズンでそのシートを失ったロシア人ドライバーのセルゲイ・シロトキンが、今季はWEC(世界耐久選手権)に戦いの場を移すようだ。
このほど、ロシアのSMP銀行が後ろ盾となって運営されているSMPレーシングが、シロトキンが同チームから2019年のル・マン24時間レースに出走するほか、それ以外にも2つのWECレースで走ることになると発表した。
WECの最高峰カテゴリーであるLMP1で走るチャンスを得た23歳のシロトキンは次のように語っている。
「世界耐久選手権においてロシアチームの一員としてロシア国旗の色が施されたプロトタイプマシンで走る栄誉を与えられたことをすごくよろこんでいるよ」
シロトキンがエントリーするLMP1にはフェルナンド・アロンソ、小林可夢偉、中嶋一貴などを擁するトヨタチームがいる。だが、シロトキンはル・マン24時間レースにおいて、“勝利を狙う戦い”をする自信があると付け加えている。