キミ・ライコネン(フェラーリ)に関する新たなうわさがささやかれている。
フェラーリでは現役最年長F1ドライバーである38歳のライコネンに替えて、2019年には若手ドライバーの起用に踏み切るのではないかとのうわさが少し前からささやかれるようになっている。
ライコネンの後任候補だと目されているのは今年ザウバーからF1デビューを飾ったモナコ出身ドライバーのシャルル・ルクレールだ。2017年のF2チャンピオンであるルクレールはフェラーリの育成ドライバーだが、デビュー1年目にしてザウバーで期待以上の大活躍を見せており、最近では20歳のルクレールがすでにフェラーリと来季から2020年までの2年契約を結んだという報道すら行われている。
一方、ライコネン本人は、来年もフェラーリにとどまることができるかどうかは「チーム次第だ」と認める発言を行っている。
■ライコネンのザウバー移籍説が浮上
そして、このほどスイスの『Blick(ブリック)』が、ルクレールとトレードされる形でライコネンが来季ザウバーに移籍することになるかもしれないと報じている。
ライコネンにとってザウバーは2001年にF1デビューを飾ったチームだ。
そのザウバーは昨年以来フェラーリとの関係強化に動いてきており、その一環としてフェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネがCEOを務めるフィアット・クライスラー傘下のアルファロメオをタイトルスポンサーに迎えたという実績もあるだけにあながちありえない話ではないかもしれない。
■ベッテルとライコネンこそベストコンビだとの意見も
一方、フェラーリの内部情報に詳しいジャーナリストとして知られるレオ・トゥッリーニは、フェラーリはセバスチャン・ベッテルとライコネンのコンビを来季も継続させるべきだと考えている。
「フェラーリには過去25年以上の中で最高のコンビがいる」
『Sky Italia(スカイ・イタリア)』にそう語ったトゥッリーニは次のように付け加えている。
「それに、我々にはまだ開発途上のクルマと、共に見事な働きを示しているチームがある」