F1オーナーのリバティ・メディアは、2019年F1カレンダー作成に向け、マイアミでのF1開催に向けた進展状況を見守っている状態だ。
最近、2019年の3月から6月にかけて開催される7レースのスケジュールが内定したとの情報が伝えられている。
■2019年のF1は3月から12月にかけて開催か
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が伝えたところによれば、その7レースとは今年と同じ順番で行われるオーストラリアGP、バーレーンGP、中国GP、アゼルバイジャンGP、スペインGP、モナコGP、そしてカナダGPだ。
さらに、シーズン最終戦のアブダビGPは12月1日(日)に決勝が行われることになると伝えられている。
「残りのカレンダーに関しては予定されているマイアミでのグランプリが開催されるかどうかによってくる」とその記事には付け加えられている。
■指定期限までに契約を完了できなかったマイアミ
マイアミでの2019年のF1開催に関しては地元関係者との間で大筋合意には達していると報じられていたが、実際のところはまだクリアすべき課題がかなり残されているようだ。
そして、最新の情報によれば、マイアミ市が2019年にF1を開催するためには7月1日(日)までに契約が締結されなくてはならないとの最終期限を設けていたものの、その日までに契約を取り交わすことはできなかったという。
マイアミ市広報室に所属する関係者は『Forbes(フォーブス)』に次のように語っている。
「現時点においては、契約はまだ完了していない」
■アメリカでのレース増加を歓迎するマクラーレン
だが、もしマイアミでの課題が解決されれば、そのレースは10月に位置付けられることになり、2019年も今年と同じ21戦で行われることになるだろうと考えられているようだ。
そんな中、マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンは今後アメリカ国内やアジアでのF1レースが増加するのは好ましいことだと考えている。
「(年間)22から23レースという話をするのは、2、3年先のことになるだろう」
そう語ったブラウンは次のように付け加えている。
「だが、もしほかにあと2、3、例えばマイアミとニューヨーク、アジアにもうひとつといった具合にいくつかの大市場でのレースが追加されれば、我々のパートナーにとっては商業的にかなり魅力的だろうね」