まだメルセデスと2019年以降の契約を締結していないルイス・ハミルトンだが、間もなく正式調印が行われることになるだろうと示唆した。
■正式合意が遅れているメルセデスとハミルトン
現在のメルセデスとの契約が今季いっぱいで満了するハミルトンだが、当初は翌年以降もチームに残留するのは確実であり、シーズン開幕前には正式合意に到達するだろうと言われていた。
だが、実際にはハミルトンとチームの交渉が長引いており、現時点でもまだ正式な契約締結は行われていない。こうしたことを受けて、ハミルトンが2019年にはフェラーリに移籍するのではないかとのうわさもささやかれるようになっている。
■チーム上層部は全員前向きだとハミルトン
だが、13日(日)に行われたF1スペインGP決勝で今季2勝目をあげたハミルトンは『DPA通信』にバルセロナで次のように語った。
「確定までもうそれほど遠くないよ」
「近いうちにそうなるだろうと期待しているところさ」
「ボスたちは全員ここに来ているし、僕が言える限りにおいてはチーム上層部に(新契約締結に)疑いを抱いている人はひとりもいないよ」
確かに、バルセロナのパドックにはメルセデスの親会社ダイムラーを率いるディーター・ツェッチェCEOの姿もあり、ハミルトンとバルテリ・ボッタスが1-2フィニッシュを確定した時には満足そうなほほ笑みを浮かべた様子が国際映像でも伝えられていた。
■契約はほぼ完了状態だとヴォルフ
メルセデスのエグゼクティブディレクターを務めるトト・ヴォルフは、ハミルトンに関して次のように語った。
「もちろん、我々としては彼を失いたくはないよ。だが、私は彼の方もどこかよそへ行きたいなどとは思っていないと信じているんだ」
「すべて問題ないよ。ここ何週か、我々にはほかに優先すべきことがあっただけなんだ。レーシングカーに対応したかったのさ」
そう述べたヴォルフは正式発表が近いことを示唆するように次のように付け加えた。
「インクはほぼ乾いているし、その時になればお知らせするよ」