マクラーレンのエリック・ブーリエ(レーシングディレクター)が、今季はまずはレッドブルとルノーを直接的なライバルと見なしていくことになるだろうと語った。
マクラーレンは3年間におよんだホンダとの関係を昨年限りで解消。今季からルノーPU(パワーユニット)を搭載して巻き返しを狙うことになる。
■レッドブルと比較されるのは間違いない
トップチーム返り咲きを狙うマクラーレンとしては今季複数のレースで優勝することを目指しているかと尋ねられたブーリエは次のように答えた。
「まだ分からないよ。もう少し待つ必要がある」
「この時点ではまだ早すぎるよ。こういう天候となったこともあるしね」
雪に見舞われたバルセロナ-カタルーニャ・サーキットでそう語ったブーリエは、次のように付け加えた。
「自分たちの力量がよく分かってくれば、そこから実際に我々の直接的なライバルとなるのは誰かということを考え始めることができる。だがもちろん、同じエンジンを使うこともあってレッドブルが比較対象になるのは間違いないだろうね」
■まずはレッドブルとルノーに勝つことを目指す
ここ数年の経緯を考えれば今季は1勝か2勝できれば満足できるのではないかと質問されたブーリエは、「ノー」と答え、次のように続けた。
「私は予想めいたことを言いたいとは思わない。まだ分からないし、待つしかないんだ」
「確かに、私は勝ちたい。ほかに望むことはない。だが、勝利を得たいと思うなら、正しい目標を構築し、ミスを行わないですむような正しい予想をすることが必要なんだ」
「つまり、私は勝利したい。我々は勝利したい。マクラーレンには勝利が必要だ。我々はそのためにいるんだ。だが、まずはライバルたちがどういう位置にいるのかを見てみよう」
そう語ったブーリエは、次のように付け加えた。
「我々にとって最初の目標はレッドブルやルノーと戦うことだ。そして様子を見ていくことになる」