ルノーとレッドブルの関係が2018年限りで終わりを迎えるのはほぼ間違いなさそうだ。
先週末に今季のF1第14戦が開催されたシンガポールではマクラーレンとホンダが今季限りで関係を解消することが正式に発表された。
そして2018年にはホンダはレッドブルのジュニアチームであるトロロッソにパワーユニットを供給することになる。
だが、これとほぼ時を同じくして、レッドブルとルノーが2018年限りで決別することになりそうだとのうわさがささやかれるようになった。
うわさでは、関係解消の動きに出たのはルノーの方で、すでにレッドブルに対して2019年以降はパワーユニットを供給することはできないと伝えたようだと言われている。
2007年にレッドブルへのエンジン供給を開始したルノーだが、その後2010年から2013年までレッドブル・ルノーとして4年連続F1タイトルを獲得している。
だが、現在のパワーユニットが導入された2014年以降はメルセデスやフェラーリに差をつけられ、レッドブルとの関係も悪化していた。
2016年から再びワークスチームを擁してF1への挑戦を再開したルノーにとって、現在レッドブルはすでにワークスエンジン供給チームではなく、顧客チームのひとつという位置付けとなっている。
うわさとなっているレッドブルとの関係解消についてフランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』から質問を受けたルノーF1のシリル・アビテブール(マネジングディレクター)は、「遅かれ早かれ、ルノーはレッドブルと決別せざるを得ないんだ」と答え、次のように付け加えた。
「だが、今日私が認めることができる唯一のことは、2018年までは彼らとの契約があるということだ」