デンマークの首都コペンハーゲンが2020年にF1レースを開催する計画に着手したようだ。
■リバティ・メディアも「前向きな」反応
デンマークの『BT』紙が報じたところによれば、デンマークのビジネスマンであるラー・サイヤー・シュライステンセンが今週ロンドンでF1の新オーナーであるリバティ・メディアと会い、その可能性に関する話し合いを行ったという。
シュライステンセンは、その記事の中で次のように語っている。
「何よりもまず、リバティ・メディアの政治的意思と支援を勝ち取ることが重要だった」
「ロンドンでは非常に前向きな会談が行われたし、私はこれからの6か月を系統的に必要な投資家を集めることに費やすことになる」
■コース設計はやはりティルケ
その記事によれば、コペンハーゲンのランドマークをすり抜けるようにしてレースが行われる市街地コースのレイアウトは、近代F1サーキット設計者として知られるヘルマン・ティルケが手掛けることになるようだ。
シュライステンセンもそれを認め、次のように語っている。
「ティルケはコペンハーゲンの中心部にワクワクするようなサーキットを建設することに問題はないだろうと言っているよ」
■実現を期待するマグヌッセン
このニュースを伝えられたデンマーク出身現役F1ドライバーであるケビン・マグヌッセン(ハース)は、次のように語った。
「わぁ、すごくいいね! 彼らがコペンハーゲンにF1をもたらしてくれることを本当に期待しているよ」
そしてデンマーク政府もどうやらこの計画には乗り気のようだ。
「この計画が公表されるということは、それがかなり現実的になってきているからだ」
そう語ったデンマークの産業担当大臣ブリアン・ミケルセンは次のように付け加えている。
「F1はコペンハーゲンにとって素晴らしいブランド戦略になると思うよ」