フェラーリは、フィオラノで行っているピレリの新F1ウェットタイヤテストの継続を断念することになった。
テスト初日となった9日(木)、セバスチャン・ベッテルがコースオフしてクラッシュ。クルマのダメージが大きく、10日(金)の走行までに修復が間に合わないためだ。
テスト初日、路面温度が5度以下の中、フィオラノを人工的にウェット状態にして、ベッテルがSF15-Tで新F1ウェットタイヤテストを行っていたが、ベッテルはコースオフしてバリアに激突。クルマはダメージが大きく、修復可能かどうかの確認が行われていた。ベッテルは肘に軽い打撲を負ったものの、大きな怪我はなかった。
テスト中断により、2日目に走行予定だったフェラーリのサードドライバーで23歳のイタリア人、アントニオ・ジョビナッツィは貴重なテスト走行の機会を失うこととなった。