マクラーレンの取締役会で何が起きているか、その真相は数週で分かるだろう。そう語るのは、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)だ。
●ベッテルに「バカ」と言われたアロンソ、「大目に見てやろう」
他の株主たちと仲違いしたロン・デニスは、社内で自身の地位を守るのに必死。今のところ、そんなうわさが根強い。
「特定の個人について話すのはかんべんしてくれ。だが、チームの状態は良いと思う」。ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)は、メキシコで以上のように語るのみ。
チーム内であつれきを感じるかどうか聞かれたバトンは、次のように付け加える。「それについて、今まで述べた以上のことは何もない」
一方チームメートのアロンソは2017年もマクラーレン・ホンダで走るだけに、より真相を知りたがっている様子である。
「メキシコGPとブラジルGPのあいだ、もしくは最終戦アブダビGP後にチームと話し合う。もろもろの出来ごとについて真相を正確に知るはずだ」
「現時点では多くを語れない」とメキシコで述べるアロンソ。
デニスとの関係に大きな亀裂が生じた過去をもつアロンソだが、そのデニスに限ってコメントを求められた彼は、次のように答えた。「言うまでもなく、ロン(デニス)はマクラーレンの一部を形成している。そしてマクラーレンも、その一部はロンそのものだ」
「まずは真相を正しく知ることが必要だ。そして変更が生じるなら、それは何かをね」と話すアロンソだった。