マクラーレンのジェンソン・バトンが2017年は休養を取ると発表され、F1パドックを驚かせた。
マクラーレンは、バトンに代わって控えドライバーのストフェル・バンドーンが正ドライバーになることをF1イタリアGP(4日決勝)の予選後に発表した。
引退するのかと聞かれたバトンは、「ひどい言葉だな。そんなことは絶対にしないよ」と答えている。
バトンはチームと新たに2年契約を結び、「主要メンバーとして残る」という。マクラーレンはこれを「革新的な3人体制」と呼び、2018年にバトンが復帰する可能性もあるとしている。
■バトン復帰は本当にあるのか
しかし、バトンの復帰はあるかと聞かれた元F1ドライバーのマルク・スレールは、『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように話している。
「いや、それはないと思うね」
「だが、この戦略は悪くない。彼らはおそらく、来年のマシンが進歩していなかった場合に、フェルナンド(アロンソ)が突然さじを投げたらどうなるかと考えたのだろう」
「そうなっても、バトンがまた乗り込むことができる」
バトンは自ら身を引いたと思うかと聞かれると、スレールはこう答えた。
「いや、マクラーレンに選択の余地はなかった。バンドーンと契約しなければならなかったんだ。そうでなければ彼を失っていただろう」