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F1ボスがピット無線の商品化を検討との報道

2016年08月08日(月)19:02 pm

F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、F1チームとドライバー間でやりとりされる無線通信を金に換えることを考えているようだ。

■ドイツGPから緩和された無線通信制限

今シーズン前半戦最後のレースとなったF1ドイツGP(第12戦)から、それまで厳しく制限されていたチームとドライバー間の無線通信内容制限が大幅に緩和された。

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)は、その変更は「チームならびに商業権保持者からの要求によって」行われたものだったと声明の中で明らかにしている。F1の商業権保持者とは、エクレストン率いるFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)のことだ。

そして、今回のルール緩和に伴い、F1チームがドライバーとの間で行う無線通信にFOMが何の制限もなくアクセスできるようにしなくてはならないとの一文が付け加えられている。

■無線通信へのアクセスが有料化?

以前からテレビ中継や公式アプリでピット無線内容が紹介されていたが、チームには特定の通信内容をプライベート扱いとして公開しないことも認められていた。

だが今後は、チームにはすべての通信内容を公開することが求められる。FIAでは、これによって「ファンや観客により改善された情報」を提供するためだとしている。

そして、最近ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じたところによれば、エクレストンは、このF1チームとドライバー間で交わされる無線交信に自由にアクセスできる権利を商品化して、ファンに対して“販売”することを検討しているという。

メルセデスAMGを率いるトト・ヴォルフ(ビジネス担当エグゼクティブディレクター)も、「これはファンに楽しんでもらうために必要なことだと考えている」と語り、こうした動きを歓迎していると伝えられている。

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