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「退屈なF1に興味はない」とフラビオ・ブリアトーレ

2016年05月05日(木)17:21 pm

かつてベネトンやルノーを率いていたフラビオ・ブリアトーレが、F1復帰の可能性を否定した。

ルノーのチーム代表を務めていた2008年のF1シンガポールGPで、当時のナンバー1ドライバーであったフェルナンド・アロンソ(現マクラーレン)に有利となるよう、ブリアトーレらのチーム首脳陣がチームメートのネルソン・ピケJr.にわざとクラッシュするよう命じていたことが発覚。“クラッシュゲート”と呼ばれるこの事件によってF1界から追放処分を受けたブリアトーレだが、すでにその処分期間は終わっており、F1界への復帰も可能な状態となっている。

■F1はファンから離れてしまった

現在もF1最高責任者のバーニー・エクレストンとは親しい関係にあり、最近も今後のイタリアGP開催継続が危ぶまれているモンツァでの会合にも参加していたことが報じられている。

だがい、イタリアのゴシップ週刊誌『Chi(キ)』から、今後F1界に戻るつもりはないのかと尋ねられたブリアトーレは次のように答えた。

「もはやサーキットは私がいるべき場所ではないんだ。もうすでに最後のお別れは済ませてある」

「レースの“ショー”としての面白さはMotoGP(最高峰二輪選手権)のほうに移ってしまっているよ」

ベネトン時代にはミハエル・シューマッハ、ルノー時代にはアロンソを擁してチームをF1王座へと導いたブリアトーレが、次のようにつけ加えた。

「技術的にはF1のほうが(MotoGPより)はるかに進んでいる。だが、退屈だし、ファンからは遠い存在になってしまっているよ」

■昔のイメージを変えるためにダイエットしただけ

66歳になるブリアトーレだが、今後政界に進出するのではないかとのうわさもささやかれている。

「今では、単なるうわさに過ぎないよ。それについて考えたことはあったがね」と語ったブリアトーレは、「だが、今ではもうそんなことは考えていないよ」と続けた。

一方、ブリアトーレに関しては、少し前に、以前とは大きく顔かたちが変わって見える写真が報じられ、整形手術を行ったのは間違いないと伝えられていた。

この件に関して質問を受けたブリアトーレは、次のように答えている。

「私はクラッシュ・ダイエット(厳しい食事制限により短期間で体重を激減させること)をやることで、昔の自分のイメージにお別れを告げたのさ。でも、私がその質問に答えたり、あるいは誰かに弁解したりする必要があるのかい? 私はそうは思わないよ」

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