レッドブルは、ダニール・クビアトに代わってトロロッソのマックス・フェルスタッペンをチームに加えると発表した。
●レース界も驚き、フェルスタッペンとクビアト交代をホーナー示唆
レッドブルは、次のF1スペインGP(15日決勝)からフェルスタッペンとダニエル・リカルドの組み合わせとなり、クビアトは姉妹チームのトロロッソに戻る。
クビアトは第3戦中国GPで3位表彰台を獲得したが、第4戦ロシアGPでは、スタート直後にフェラーリのセバスチャン・ベッテルに2回立て続けに接触し、ベッテルはリタイア。自身はもちろん、チームメートのリカルドもその影響でダメージを負い、チームはノーポイントに終わっていた。
レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、次のように語っている。
「マックスは抜きん出た若き才能を証明してきた。トロロッソでの彼のここまでのパフォーマンスは印象的なものだ。彼にレッドブル・レーシングでドライブする機会を与えられることをうれしく思う」
「われわれは、レッドブルと長期契約を結ぶレッドブル・レーシングとトロロッソにおいて4人のドライバーを抱えるユニークな立場にあり、従って、ドライバーを2チーム間で自由に動かすことができる」
「ダニー(クビアト)は、トロロッソで引き続き成長を続けることができる。彼が慣れ親しんだチームに戻ることは、調子を取り戻し、その潜在能力を示すチャンスとなるだろう」
クビアトは、2014年にトロロッソからF1デビューし、昨年、フェラーリに移籍したベッテルの後任としてレッドブルにステップアップしていた。
フェルスタッペンは、昨年史上最年少の17歳でF1デビューを果たし、次代のチャンピオン候補として高く評価されている。フェラーリやメルセデスAMGなどトップチームも獲得をねらっているとうわさされていた。