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ベッテル「魚雷だ!」vs クビアト「いいじゃん」の“熱い”議論を画像で見る、全録

2016年04月17日(日)19:15 pm

F1第3戦中国GPのレース後に、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とダニール・クビアト(レッドブル)は1周目のクラッシュをめぐって意見の食い違いを見せた。

●【動画】「魚雷だ!」怒るベッテルのイン側に飛び込んだ“魚雷”クビアトの映像も

スタート直後の1コーナーで、ベッテルのイン側にクビアトが飛び込み、ベッテルはこれをよけようとして左に動いた。そこへアウト側からチームメートのキミ・ライコネンが来て同士打ちになり、ライコネンはフロントウイングを破損し、ベッテルも順位を落とした。

最終的に、ベッテルは2位、クビアトは3位、ライコネンは5位まで追い上げたが、ベッテルの怒りは収まらず、レース後に表彰台の控室でクビアトを問い詰めた。

「魚雷みたいに突っ込んできた」と責めるベッテルに、「それもレースだ」とクビアトは苦笑しながら答えた。

ベッテルは、自分が同じラインで「走り続けて」いたらクラッシュしていたと言い返したが、クビアトは「じゃあ走り続けなきゃいい」と答え、「3台全部なんて見えないよ。目は2つしかないんだから」と悪びれた様子を見せなかった。

クビアトは表彰台でのインタビューでも、「僕はこういうふうにリスクを取り続ける。彼がそれを尊重してくれることを願うよ」と話した。

1周目のアクシデントに関しては、スチュワードによる審議も行われていない。

■控室でのベッテルとクビアトのやり取り

クビアト:スタートで何があったの?

ベッテル:スタートで何があったか、お前が聞く? 僕が左に動かなかったら、そっちが僕たちに突っ込んで、3人ともリタイアしていたんだぞ!

クビアト:えーと…。

ベッテル:「えーと」じゃない。魚雷みたいに突っ込んできたじゃないか!

クビアト:それもレースだ。

ベッテル:僕が同じラインで走り続けていたら、クラッシュしていたんだ。

クビアト:じゃあ、走り続けなきゃいい。

ベッテル:でも、左にもクルマがいたんだ。だから僕は別のクルマにぶつかった。

クビアト:僕には3台全部なんて見えないよ。目は2つしかないんだから。

ベッテル:あんなドライビングをしていたらクラッシュするぞ。

クビアト:でも、クラッシュしなかった。

ベッテル:そっちはな! レースなのは分かっている。でも、団子状態になったらああなることを覚悟しておく必要があるんだ。あんなのはクレイジーだ。今回はラッキーだったんだ。

クビアト:僕は表彰台だし、君も表彰台なんだから、いいじゃないか。

ロズベルグ:ヤッター!

クビアト:僕は表彰台だし、君も表彰台なんだから、いいじゃん!

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