2017年にトロロッソのシート獲得を狙う若手フランス人ドライバーがいる。2013年にヨーロッパ・フォーミュラ・ルノー2.0シリーズでチャンピオンとなった19歳のピエール・ガスリーだ。
ガスリーはレッドブルの若手育成プログラムに所属しており、順当であれば、ジュニアチームのトロロッソでF1デビューを飾り、最終的にはレッドブルへと昇格するというステップを歩むことが可能なポジションにいる。
だが、トロロッソでは昨年素晴らしいF1デビューを飾ったマックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツの2人が今季もステアリングを握ることになっている。
さらに、ガスリー自身は2015年にエントリーしたGP2シリーズでは8位と、あまりかんばしい成績を残すことはできなかった。
現時点ではまだ2016年の活動計画も定まっていないガスリーだが、『Ouest-France(ウエスト・フランス)』紙に次のように語った。
「まだ何も契約はしていない。だけど目標はGP2で2シーズン目を戦い、タイトル獲得を目指すことだ。自分にはそれができるだけの力があるのは分かっているからね」
「これは、とりわけ2017年に向けて重要になると思う。もしトロロッソにシートがあればね」
自分はすでにF1に昇格するだけの力が備わっていると思うかと質問されたガスリーは、「もし明日運転しろと言われたなら、できると思う。GP2はF1に向けていい準備になっているよ。特にタイヤのマネジメントに関してはね」と答え、次のように付け加えた。
「僕はもっと進歩する必要があるし、GP2でもう1シーズンを過ごすことでさらに成長できると思う」