マクラーレン・ホンダの控えドライバーを務めるストッフェル・ファンドールネが、2017年にはなんとかF1デビューを果たしたいと語った。
マクラーレンの育成ドライバーであるファンドールネは、2015年のGP2シリーズで圧倒的な強さを見せて年間チャンピオンの称号を勝ち取った。そのため、2016年も引き続きGP2に挑戦することはできない。
ケビン・マグヌッセンの離脱とともに、正式にマクラーレンの控えドライバーとなったファンドールネは、2016年シーズンはその職務のかたわら、日本の最高峰フォーミュラシリーズであるスーパーフォーミュラにエントリーすることになると考えられている。
14日(木)に、マクラーレンが2016年もフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンというドライバーラインアップでいくと決めたことをどう思うかと質問されたファンドールネは、母国ベルギーのメディアに対して次のように答えた。
「現在チームが置かれた状況からすれば、経験が重要なんだということは理解できるよ」
「僕たちに必要なことはライバルたちとの差を縮めることだからね」
「だけど、F1では経験だけがすべてではないし、2017年にチャンスをつかむために自分にできることはすべてやるつもりさ」
だが、2015年にはやはりマクラーレンの育成プログラムに所属していたマグヌッセンが、結局シート獲得の夢がついえたことでチームを離脱するという状況も起きていた。それと同じことが自分にも起こるのではないかとの不安はないのかと尋ねられたファンドールネは、次のように答えた。
「よくないことが起きるんじゃないかと心配するより、自分自身と、自分の持つ才能を信じないとね」
「待たされる時間が長くなればなるほど、F1デビューがさらに難しくなるというリスクがあるのは事実だよ。毎年のように若い有能なドライバーたちがシートを狙ってやってくるからね」
そう語った23歳のファンドールネは、次のように付け加えた。
「だけど、マクラーレンも僕を信じてくれていると思っている」