マクラーレン・ホンダが30日、LVMHグループの「CHANDON(シャンドン)」と2016年からのオフィシャル・パートナー契約を発表した。
マクラーレン・テクノロジー・センターで行われた発表会では、「CHANDON」のロゴが入ったマクラーレン・ホンダMP4-30が公開され、マクラーレン・テクノロジー・グループ会長兼CEOのロン・デニスとモエ・ヘネシーのクリストフ・ナバール会長兼CEOが契約書にサインした。
契約期間については、「長期的なパートナーシップ契約」とだけ記載されている。
写真には、現在ジョニー・ウォーカーのロゴが入っている場所(コクピット両サイド)に「CHANDON」のロゴが大きく掲載されている。
そのジョニー・ウォーカーは今季、マクラーレンとのパートナーシップ10周年を祝ったばかりだが、今季の大苦戦を理由にマクラーレンと「継続的に話し合っている」と明かしており、スペインのサンタンデール銀行もスポンサー打ち切りがうわさされている。
また、今季のマクラーレン・ホンダは大型スポンサーがなく、経済的に楽な状況ではないと言われていたところにこの契約発表。2016年に向けて大きなサポートになるはずだ。
■シャンドンについて
シャンドンは、フランス企業グループのLVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループの一部門、モエヘネシーのブランドの1つ。
モエヘネシーの日本法人は、ジョニー・ウォーカーブランドを持つディアジオ社との合弁会社「MHD モエヘネシーディアジオ株式会社」(1987年設立)があり、タグホイヤーもLVMHグループであることから、今回の契約はLVMHグループとの強力なパートナーシップが強調されている。
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