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マックス・フェルスタッペン「GP2で足踏みするリスクを考えた」

2015年03月24日(火)17:17 pm

17歳でF1デビューを飾り、史上最年少ドライバー記録を更新したマックス・フェルスタッペン(トロロッソ)が、F1昇格のチャンスに飛びついたのは、そのまま下位カテゴリーで経験を積むことを選択していたらキャリアに行き詰まりを生じる可能性もあることを恐れたためだったと認めた。

フェルスタッペンが、カートを卒業後、わずか1年のフォーミュラカー経験のみで最高峰のF1に昇格したことについては批判も多かった。

そのフェルスタッペンには、2014年のF1チャンピオンチームであるメルセデスAMGからも誘いの声がかけられていたことはよく知られている。だが、メルセデスAMGでは、2015年はフェルスタッペンにF1チームで控えドライバーの地位を与えるとともに、もっと経験を積ませるためにGP2シリーズに参戦させようと考えていた。

最終的に、フェルスタッペンはメルセデスAMGの誘いをけり、レッドブルのジュニアチームであるトロロッソからすぐにF1デビューする道を選んだ。

フェルスタッペンは、一足飛びにF1にチャレンジする決断をした理由を次のように語った。

「ラファエレ・マルチェロに起きたようなことを考えたんだ」

フェルスタッペンが言及したマルチェロは、スイス生まれのイタリア人ドライバーだ。マルチェロは2013年のヨーロッパF3チャンピオンだったが、2014年はGP2に昇格するも、ランキングは8位に終わっていた。

「彼(マルチェロ)はF3王者だった。だけどGP2では突然彼のキャリアが行き詰まってしまったからね」とフェルスタッペンは付け加えた。

20歳のマルチェロは、フェラーリのドライバーアカデミーではトップレベルに位置する若手ドライバーであり、2015年にはチームを移籍してもう1年GP2にエントリーすることになっている。そして、今季はフェラーリエンジンを搭載するザウバーと控えドライバー契約も結んでいる。

そのマルチェロは、今週末のF1マレーシアGP(29日決勝)で、ザウバーから金曜フリー走行1回目で初めてのF1公式走行を経験することになっている。

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