いよいよ今週末の2月1日(日)に、スペインのヘレスで今シーズンのF1活動が始動することになる。
ウィリアムズとフォース・インディアは先週すでに2015年型F1カーの外観を発表していたが、26日(月)にはロータスも公式サイトで2015年型車であるE23の画像を発表した。2014年には2つの先端を持つ独特なノーズを導入したロータスだったが、E23のノーズは従来型のシンプルな形状となっている。
ロータスのチームCEOであるマシュー・カーターは、「設計、空力、そしてシミュレーションの各部門によって行われた改善により、車は大きく前進を果たした」と主張。ロータスでは昨年まで使用していたルノーエンジンに替えて今年はメルセデスエンジンを搭載することになっており、そのエンジンパワーに期待する部分も大きいことは間違いないだろう。
だが、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じたところによれば、ロータスでは2月1日(日)から4日(水)にわたって行われる今年最初の公式テストでは、メルセデスの2014年型エンジンを使ってテストを行うことになるという。
メルセデスエンジンを搭載する4チームのうち、フォース・インディアも最初のテストには2014年型シャシーで臨むことをすでに表明している。このことから、ヘレスでの最初のテストで2015年仕様のメルセデスエンジンでテストを行うのは、ワークスチームであるメルセデスAMGと、昨年コンストラクターランキングで3位につけたウィリアムズの2チームだけということになりそうだ。