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マルシャ復活の場合はヴァージン時代の施設を利用か

2015年01月27日(火)17:31 pm

昨シーズンに経営破たんに陥ったマルシャだが、仮に2015年シーズンにも生き延びることができるようになった場合、どこかに新たな本部を設けることが必要となる。

管財人による清算処理に入ったマルシャでは、債権者たちへの支払いに充てるためにすでにチームの資産の多くを競売にかけており、バンベリーにある本部施設も2016年からのF1参入準備を進めているアメリカのジーン・ハースに売却されたことが分かっている。

マルシャに救いの手を差し伸べているとされる謎の投資家に関しては、実はハースがその正体ではないかとの憶測もささやかれていた。だが、ハースはそれを公式に否定している。

イタリアの『Omnicorse(オムニコルセ)』は、マルシャへの投資を検討しているのはインドの共同事業体ではないかと報じており、マルシャに対してエンジン供給費用など、2,000万ドル(約23億6,000万円)近い債権を有しているとされるフェラーリがそれを背後から支援しているのではないかと書いている。

マルシャの母体は、元チーム代表であったジョン・ブースが立ち上げたマノー・レーシングだ。それをヴァージン・グループ代表のリチャード・ブランソンが買収し、2010年にヴァージン・レーシングとしてF1参戦を開始していた。その後、ロシアのスーパーカーメーカーを経営していたアンドレイ・チェグラコフによって買収され、マルシャとチーム名を変えていたが、すでにチェグラコフもチーム運営から手を引いたことにより、現在FIAが発表した2015年の暫定エントリーリストにはマノーという名称で登録が行われている。

そのマノーが2015年に参戦できるようになった場合、また新たな拠点を確保する必要が出てくるわけだが、『Omnicorse(オムニコルセ)』は、その場合には2010年の参戦開始時にヴァージンが本拠を構えていたサウス・ヨークシャーのディニントンにある施設を利用することになるのではないかと書いている。

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