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レッドブルとマクラーレンが技術者の移籍問題で和解

2014年06月10日(火)20:14 pm

技術者の移籍をめぐって対立していたレッドブルとマクラーレンが、和解に達したようだ。

レッドブルの空力エンジニア、ダン・ファローズは、いったんはマクラーレンへの移籍契約を結んだが、レッドブルはそれを翻意させ、ファローズを空力部門責任者に任命。これに対しマクラーレングループ会長兼CEOロン・デニスは、法に訴えるとしていた。

レッドブルでは、天才F1デザイナーとして名高い最高技術責任者のエイドリアン・ニューイが、F1の第一線から退くことが最近明らかになった。ニューイの右腕であるファローズをレッドブルがなんとしても引き留めようとしたことも、これで説明がつく。

一方、レッドブルとマクラーレンがこの問題について話し合いの場を持ったことが明らかになった。

その結果、両チームは金銭によらない方法で和解に達したようだ。そのために、別のエンジニアの移籍についてレッドブルがマクラーレンに便宜を図ったと見られる。

レッドブルの元空力部門責任者だったピーター・プロドロモウは、マクラーレンに引き抜かれたが、機密情報の漏洩を防ぐためのいわゆる「ガーデニング休暇」に入っていた。しかし今回、それを早めに切り上げ、マクラーレンでの仕事を始めることになったようだ。

マクラーレンの広報担当は次のように述べている。「確かにロンとクリスチャン(ホーナー/レッドブルのチーム代表)は、いくつもの未解決の問題について最近話し合い、それを解決しました」

「クリスチャンも言っている通り、ロンとは(法廷で争わなくても)握手だけで決着できるのです」

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