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アロンソがチームを去ることなどないとフェラーリ

2014年05月23日(金)17:17 pm

無冠のままフェラーリでの5シーズン目を迎えたものの、今季もF1タイトル獲得の望みをシーズン序盤でほぼ打ち砕かれたフェルナンド・アロンソがついにフェラーリを見限り、ほかのチームへ移籍することを考えているようだとのうわさがささやかれている。

だが、フェラーリの広報担当者がこのうわさを否定し、アロンソはフェラーリで「今後のプロジェクトにかかわっていく」と主張した。

アロンソは21日(水)に、ライバルチームの総帥にあたるダイムラーのディーター・ツェッチェ会長がアロンソのことを現時点では最高のドライバーだろうと評したことについて感謝の意を表すとともに、自分に身近なところからそうした声が聞かれないことが「奇妙」だと語り、フェラーリに対する不満を強く示唆していた。

フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長は、すぐさまこれに対応し、32歳のアロンソが「世界最高のドライバー」であると語るとともに、フェラーリとアロンソの間に「論争」めいたものは存在しないと否定した。

それでも、アロンソが2015年も今と同じ赤いレーシングスーツを身にまとっているかどうか疑いの目を向け続けるものも少なくない。

その中には、アロンソが来季メルセデスAMG、あるいはマクラーレンに移籍するのではないかと考えている者もいる。しかし、メルセデスAMGがニコ・ロズベルグと長期契約を結んでいることを認めたことにより、こちらのうわさは少し下火となる可能性もある。

そんな中、マクラーレンの総帥であるロン・デニスが22日(木)に、チームが競争力のあるクルマを造ることができる限り、マクラーレンのドアは開かれていると語ったと報じられている。

デニスは、イタリアのメディアに対し、「2015年のホンダ(エンジン)によるクルマは、まさにそういうものとなることを期待している」

だが、フェラーリの広報担当者は、スペインの『Marca(マルカ)』に対し、アロンソとフェラーリの関係は今後も変わらないと、次のように語った。

「彼(アロンソ)は今後、チームを再建し、勝てるチームへと変えるためのプロジェクトにかかわっていくことを表明している。彼はチームを去ることなど考えてはいない」

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