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フェラーリ会長、今季のF1予算追加を示唆

2014年05月19日(月)19:00 pm

フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長が、圧倒的な強さを誇るメルセデスAMGに追いつくため、今季のF1チームにかける予算をさらに増やすことを示唆した。

フェラーリは、今季序盤の苦戦を受け、4月中旬にはチーム代表であったステファノ・ドメニカリを更迭するという荒療治に出た。

さらに、最近のうわさでは、F1最高のエンジニアとの呼び声も高いレッドブルの最高技術責任者エイドリアン・ニューイを引き抜くために「大金をはたく」用意をしているともうわさされている。

『Financial Times(フィナンシャル・タイムズ)』はこの件に関し、フェラーリにはそうするだけの余裕があるとしている。同紙によれば、フェラーリは昨年、2億4,600万ユーロ(約342億円)の純利益を計上しており、「売り上げ、利益、そしてキャッシュフロー」のいずれにおいても記録的な数字をあげているという。

モンテゼモーロは、『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に対し、フェラーリ製スポーツカーの市場での地位を守ることが最優先であるとしながらも、そのためには大きな投資が必要であるとともに、「F1での成績にも左右されることから、F1でライバルにつけられている差を縮めるために経済的な追加措置も求められる」と語った。

スペインの『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』は、フェラーリが新たに獲得を目指している人物のひとりが、かつてルノーがF1で圧倒的な時代を築いていた時代に腕を振るっていたエンジン技術者のジャン・ジャック・イスだと報じている。現在68歳となるイスは、すでに現役からは退いている人物だ。

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