今季は開幕戦のF1オーストラリアGPこそエンジントラブルによるリタイアに終わったものの、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンはそれ以降の4レースで4連勝を達成。ドライバーランキングも首位に躍り出て、そのまま今シーズンのタイトル獲得に向けて突っ走りそうな勢いを見せている。
ハミルトンが2012年シーズン終了とともにメルセデスAMGへ移籍するまで、彼のチームメートであったジェンソン・バトン(マクラーレン)は、ドライバーにとって最終的にもっとも重要な要素となるのは体調と自信だとし、その部分では現在はハミルトンが最高の状態にあると認めている。
「現時点では、ルイスは完全に自信に満ちているし、彼がそういう状態にあるときは手ごわいライバルになるよ。たとえ、彼にとってあまりいい展開ではない日でもね」、とバトンは『Daily Mail(デイリー・メール)』に語った。
バトンはさらに、今季メルセデスAMGがこれほどまでの強さを示しているだけに、ハミルトンとニコ・ロズベルグによるチームメート同士での争いが、2014年シーズンの面白さを保つための重要な要素になるだろうと、次のように続けた。
「要するに、彼ら(メルセデスAMG)が独走しそうだってことなんだ。まだたった5レースしか終わってないのは分かっているけれど、彼らのリードは大きすぎるからね」
そう語ったバトンは、次のように締めくくっている。
「そして、メルセデスAMGがどちらか1人のドライバーに肩入れすることはないだろう。彼らは自分たちのドライバーに好きなようにレースをさせると思う。彼らもショーを続けていかないとならないからね。そして僕たちも彼らにショーを続けてもらって、あの2人にお互いにレースをさせることが必要なんだ」