今季はここまでメルセデスAMGが連勝街道を突き進んでいる。昨年まで4年連続でF1タイトルを獲得してきたレッドブルもチーム別ランキングでは現在2番手につけているものの、5レースが終わった時点ですでにそのポイント差は113ポイントにまで開いている。
レッドブルでは4年連続チャンピオンのセバスチャン・ベッテルが出遅れたことも痛手となっている。だが、そのベッテルも、先週末に行われたF1スペインGPでは11台をごぼう抜きにし、ファステストラップを刻んで見せるなど、状態は上向きになってきている。
しかし、ベルガーは、それでもレッドブルは今年のメルセデスAMGには対抗できないだろうと考えている。
そして、それについて責任を負うべきはエンジンサプライヤーのルノーだとベルガーは指摘した。
「メルセデスはこれまで何年も素晴らしいエンジンを製造してきていた。だが、レッドブルはベッテルと空力によるアドバンテージでそれ(エンジンパワー)を補っていたんだ」
そう語ったベルガーは、次のように付け加えた。
「もしルノーがすぐにでも追いつきたいと思うのなら、彼らは予算と人材を大幅に増やす必要があるね。彼らの予算や人材がメルセデスAMGより少ないことは忘れてはならないよ」