2008年のF1チャンピオンであるルイス・ハミルトンは、メルセデスAMGに移籍して迎えた2年目のシーズンである今季、リタイアに終わった開幕戦を除けばここまで第2戦から第4戦まで3連勝を飾るという圧倒的な強さを示している。
そのハミルトンだが、第3戦のF1バーレーンではチームメートのニコ・ロズベルグとホイール・トゥ・ホイールの激しいトップ争いを演じたことも記憶に新しい。今や、このふたりのライバル関係はかつてないほどに緊張感が高まっていることは間違いない。
そして、メルセデスAMG内部でも今後このふたりに「チームオーダー」を出すかどうかで意見が分かれているとの報道も行われている。
ハミルトンは、そのロズベルグについて、ドイツの『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』に次のように語った。
「僕たちはお互いに何をしようとしているのか分かっているんだ」
「ニコはフェアで攻撃的だ。でも変に攻撃的過ぎることはないよ。ちょうどいい程度さ」
そう語ったハミルトンは、次のように締めくくっている。
「本当の問題は、彼がこれまで以上に速くなっていることなんだ」