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ベッテルのマシンに「ひび」を疑うレッドブル

セバスチャン・ベッテル（レッドブル）は、2014年F1シーズンのヨーロッパ初戦で新しいシャシーを使うことになる。

4年連続でチャンピオンを獲得しているベッテルだが、F1第3戦バーレーンGPと第4戦中国GPでは、チームメートのダニエル・リカルドに大きく差をつけられた。

先週、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、ベッテルの不振はマシンの不具合が原因ではないかと考えてチームが調査中であることを明かし、新しいシャシーが用意でき次第「ベッテルが手にするだろう」と話していた。

今回マルコはドイツの『Auto Bild（アウト・ビルト）』に対し、ベッテルの新しいシャシーがバルセロナで開催されるスペインGP（5月11日決勝）までに用意できる見通しを明らかにした。

「すでに決定している」

「バルセロナでセバスチャンは新しいシャシーを使うことになるだろう。時に、小さな細いひびでさえ重大な結果をもたらすことがあるからだ」とマルコは話している。

マルコは、以前もシャシーを交換して問題を解決したことがあると語る。

「2010年に、セバスチャンはマーク・ウェバー（当時のチームメート）と比べて問題を抱えていた。だが、シャシーが変わったら突然すべてが良くなって、自信を取り戻し、ほとんど無敵になってタイトルを獲得したんだ」

ベッテルは毎年、自分のF1マシンに女性の名前をつけており、2014年は「スージー」と名付けている。