NEXT...F1開催スケジュール

F1のムードにほど遠いマレーシア

来週末セパン・サーキットで開催予定のF1マレーシアGP。ところが、同国は今「そんなムードではない」という。

以上のように話すのはサーキットの最高責任者ラズラン・ラザリだ。レースは開くとラザリは言うが、もっかのところ国の関心事は消えたマレーシア航空370便の行方だ。

事件は3月8日（土）に発生した。乗客227人と乗員を乗せて首都クアラルンプールから北京に向け飛び立った同航空のボーイング777型機が消息を絶ち、25カ国の懸命な捜索にも関わらず今も見つかっていない。

そんな折、2014年F1第2戦は来週末、マレーシアを舞台に行われる。

「国民は今、F1のようなイベントを迎える気分ではない」と、『AFP通信』に語るラザリ。「ラジオ、新聞、テレビ、ソーシャルメディア、どこを向いてもMH370便捜索の話ばかりだ」

それでもレースは絶対に開くという。

「結末はどうあれ、F1はやる。レース後のコンサートも行うが、あまり盛り上げないように注意する」