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エクレストン、裁判によってF1の業務に影響

2014年03月05日(水)11:10 am

F1最高責任者バーニー・エクレストンが、初めてその地位から自主的に退く必要もあるかもしれないとほのめかすような発言をした。

これまでエクレストンは、自身の汚職事件裁判に関して強気の姿勢を貫いてきていた。そして、今後実施が予定されているドイツでの刑事裁判において有罪だと認められない限り、F1のオーナーであるCVC(キャピタル・パートナーズ)は自分を支援してくれると主張していた。

実際、あるCVC関係者は、『Guardian(ガーディアン)』のF1ビジネス記者クリスチャン・シルトへ次のように語っている。

「現時点では何も変更する計画はない」

「取締役会は、事実や状況について絶えず精査しており、現段階においては何の変更も予定されていない」

だが、エクレストンは最近、『Financial Times(フィナンシャル・タイムズ)』に対し、今回の事件によってF1最高責任者としての活動が事実上制限されていると次のように語った。

「私は今回の件(ロンドンでの民事裁判)に時間を取られてきたし、これからミュンヘン(の刑事裁判)でも時間がとられることになるため、いつものようにこの仕事に24時間のうち7時間を割くことができなくなっている」

さらに、エクレストンは、後継者にあとを委ねる可能性を示唆するようにこう続けている。

「ここ何年かにわたって、誰か私のやるべきことを補佐してくれる人間を探してきていた」

「私が引退を決めたり、あるいは不幸にも死んでしまったりする状況になるかもしれないし、最終的には誰かに後を引き継いでもらわなくてはならなくなる」

だが、今回『Financial Times(フィナンシャル・タイムズ)』に掲載されたエクレストンのコメントは、数週間前に語られたものだと考えられている。そして、エクレストンは今週、シルト記者に対し「誤解している」と語ったという。

ミュンヘンでの公判中にもF1最高責任者としての業務を遂行し続けることはできるのか、とシルトから尋ねられたエクレストンは、「もちろんだ」と答えた。

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