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メルセデスAMGの出足好調は「驚きではない」とベルガー

2014年02月21日(金)13:39 pm

レッドブルの中心人物たちとも非常に親しい元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーが、メルセデスAMGがタイトル獲得候補として2014年シーズンを迎えることになるだろうと認めた。

昨年まで4年連続でF1チャンピオンチームとなったレッドブルだが、ルノーエンジンを搭載する2014年型車のRB10は深刻な技術的トラブルに見舞われており、シーズン開幕に向けて大きな不安に包まれている。その一方で、メルセデスAMGは、新たなV6ターボ時代の幕開けとなるシーズンに向け幸先の良いスタートを切っている。

かつてフェラーリやマクラーレンで活躍し、一時期はトロロッソの共同オーナーを務めたこともあるベルガーは、ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に次のように語った。

「メルセデスが最高のエンジンを造り上げたことに驚いてはいないよ」

ベルガーは、2014年は最終的には、「天才と称されるエイドリアン・ニューイ(レッドブル/最高技術責任者)とセバスチャン・ベッテル(レッドブル)の組み合わせと、メルセデスによる技術との間の戦いになる」と予想している。

だが、ベルガーはレッドブルにもかすかな望みは残されていると考えている。

「1989年にフェラーリにいたときには、シーズン前にはわずか3周しかできなかった。だが、僕のチームメートだったナイジェル・マンセルが最初のレースで優勝したんだ」とベルガーは述べた。

しかし、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、メルセデスAMGのシーズン前テストはこのまま順調に推移するだろうと考えている。ハミルトンは19日(水)にバーレーンで次のように語った。

「僕たちがパフォーマンス的にどの位置にいるのかを判断することは難しい。でも、信頼性の点では僕たちはトップレベルにいるよ」

一方、『Italiaracing(イタリアレーシング)』から、2014年はここまでメルセデスAMGが圧倒的な強さを発揮していることについて尋ねられたルノー・スポールの技術責任者であるレミ・タフィンは、それに関して直接的なコメントすることは避け、次のように語った。

「今の彼らの様子を見ても時間の無駄になるだけだ」

「もし我々が彼らに勝てるような状態になれば、そのときは彼らのほうへ目を向けるよ」とタフィンは付け加えた。

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