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レッドブル、F1エンジン変更も検討か

2014年02月17日(月)11:29 am

かつて自らのF1チーム「ミナルディ」を率いていたジャンカルロ・ミナルディが、4年連続でF1チャンピオンチームとなったレッドブルは新たなエンジン供給メーカーへ乗り換えるかもしれないと語った。

ミナルディが立ち上げたファエンツァに拠点を置くF1チームは現在、世界的エナジードリンクメーカーであるレッドブル社に買収され、トロロッソに名前を変えている。

1月末に行われた今シーズン初の公式テストでは、トロロッソを含むルノー製エンジンを搭載する4チームがトラブルに見舞われた。トロロッソの兄弟チームでありチャンピオンチームであるレッドブルは、全チーム中最少の周回数しか刻めていなかった。

多くの者がそうした事態を危機的状態だと受け止めているにもかかわらず、レッドブルやトロロッソは「動揺することなく、平静」にとらえているとのメッセージを発している。だが、ミナルディに言わせれば、それは「表向き」のことだという。

66歳のミナルディは自らのウェブサイトに次のようなコメントを掲載している。

「駆け巡っている情報によれば、状況はあれ以上に深刻なもので、簡単に解決できるものではなさそうだ」

「レッドブルは、2015年にはエンジンの変更に向けた検討をしているようだ」

さらにミナルディは、新しいV6ターボエンジンによる「パワーユニット」の問題解決に苦しんでいるルノーは、フランスのヴィリーにある自分たちのファクトリー内部での解決をあきらめ、今やその技術的問題を解決してくれるパートナー探しにやっきになっているとも耳にしたと付け加え、次のように続けた。

「そういうことはこれまでには決してなかったことだ。当然ながら、ルノーはこれまで技術を保全しようとしてきていたからね」

「このニュースは、そうした問題がエンジンの構造的なことに起因するものであり、短期間的に解決することは難しいだろうという推測を呼ぶだけだ」

「もちろん、バーレーンでのテスト(19日から)で、私が間違っていたと証明されるのを期待しているよ。だが、今F1が混沌(こんとん)とした時代を迎えていることを疑う余地はないね」とミナルディは結んだ。

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