『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は14日(金)、先日にヘレスで行われたF1テストの分析結果として、計測された最高速度のトップ5はすべてメルセデスエンジン搭載のマシンで占められていたと報じた。
トップは今年からメルセデスのエンジンに切り替えたウィリアムズのフェリペ・マッサで、フロントストレートでは時速286km、サーキットの一番速い部分では時速307kmを計測している。
一方フェラーリエンジン搭載マシンで一番速かったのは、キミ・ライコネンがドライブしたフェラーリのF14 Tだったが、ストレートで時速268km、最速部分で時速289kmにとどまっており、メルセデスの速さからは程遠い結果となった。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』のミハエル・シュミット記者は、今季から導入されたV6エンジンが初めて本格的な走行をしたヘレスで、フェラーリはフルパワー走行をしていなかったことを認めていると報じた。
その逆に、かつてのF1チャンピオンでメルセデスAMG会長のニキ・ラウダは、同チームが手を抜いていたことはないと語っている。
「ウチは行けるところまで行ったよ。わざと遅く走る意味なんてないからね。(そうしたって)何も学べることはないんだ」