2014年F1カレンダーに戻ってきたオーストリアGP。レッドブル社主ディートリッヒ・マテシッツによると、準備は順調のようだ。
「完ぺきなレースの週末を提供できるようがんばっている。グランドスタンドは完売しているしね」とマテシッツ。旧A1リンクはマテシッツの手でレッドブル・リンクへと生まれ変わっている。
グランプリ復帰にあたっては、当初、小さな疑問点が浮かび上がった。サーキット施設の改修が計画段階のうちは、収容人数が少なく抑えられていたのだ。
「建設は予定どおりだ。時間的に余裕はないが、すべての許可は得てある」と、マテシッツは『Salzburger Nachrichten(ザルツブルガー・ナッハリヒテン)』紙に語る。
もともと金のかかるF1で、もっとも大盤振る舞いをするチームはおそらくレッドブルだ。2015年に導入される、より厳しい予算制限の計画に対してマテシッツはひとこと言わずにいられない。
「新エンジンの開発に何十兆もの金が使われながら、何も問題にされないのはどういうことだ」
F1オーストリアGPは6月20日(金)に開幕し、22日(日)に決勝が行われる。