2013年シーズンには、そのタイヤに対してさまざまな批判を受けたF1公式タイヤサプライヤーであるピレリだが、来季のタイヤに関するそうした恐れを和らげようとする動きに打って出た。
すぐに削除されてしまったものの、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグは19日(木)に、40万人を超えるフォロワーに対して、バーレーンで行われたピレリの2014年仕様タイヤのテストの際に、時速320kmで走行中にタイヤがバーストしたことをツイッターにつぶやいていた。
『DPA通信』は、レッドブル、フェラーリ、そしてトロロッソとともにバーレーンで2013年型車を用いてテストを行っていたメルセデスAMGは、そのタイヤのバースト発生後、テスト活動を終えてしまったと伝えている。
フランスの『autohebdo.fr』によれば、ピレリはすぐにその事態に関する詳細を明らかにしようとはせず、テストは「プライベート」に行われたものであり、そこでの情報は「部外秘」であると主張したという。
しかし、ピレリは、テストの間のそうした「事故は起こり得る」ことだったと認めている。
ピレリの最新のタイヤがバーストを起こしたというニュースがF1界に広がったことを受け、ピレリはその問題のタイヤは「プロトタイプ」であったと主張した。
さらにピレリは、ロズベルグが装着していたタイヤは、それまで「実験室」でテストされていただけであり、「今後は使用されることはない」と付け加えている。
「それゆえ、来シーズンに供給されるタイヤの安全性には問題はない」、とピレリは声明文の中で述べている。
ピレリのために公正な立場で言えば、2014年には新しいターボエンジンによってよりトルクが強められるため、タイヤは2013年に各チームに供給されていたものとは非常に異なるものにする必要がある。