中国の上海インターナショナル・サーキットで9日(土)、WEC(世界耐久選手権)第7戦の決勝が行われ、アウディ1号車アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ/マルセル・ファスラー組のR18 eトロン・クワトロが優勝した。
ポールポジションからスタートしたトヨタ7号車が快調に首位を走行。その後、トヨタ7号車はトヨタ8号車に首位の座を譲ったものの、2台のトヨタが順調にアウディ勢との差を広げた。しかし、8号車はトラブルのためリタイア。7号車も終盤に向けてアウディ1号車に差をつめられる。そして、7号車はトップの座を維持するため給油のみのピットストップを行ったが、タイヤの性能が低下してしまう。これで追いついたアウディ1号車がトヨタ7号車を抜くことに成功し、1号車の優勝となった。2位はトヨタ7号車、3位はアウディ2号車だった。
LMP2クラスの優勝はGドライブ・レーシングの26号車ロマン・ルシノフ/ジョン・マーティン/マイク・コンウェイ組(総合5位)。井原慶子が所属するオーク・レーシング45号車はクラス6位(総合10位)だった。
GTクラスでは、ダレン・ターナー/シュテファン・ミュッケ組のアストンマーチン・レーシング97号車がクラス優勝(総合12位)。小林可夢偉が乗り込むAFコルセ71号車は、クラス5位(総合16位)。GTアマクラスの優勝は8スター・モータースポーツの81号車(総合18位)だった。