レッドブルのタイトルスポンサーであるインフィニティのトップが、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)は今年「成功しすぎている」と話した。
インフィニティは日産の海外向け高級ブランドだが、日産の副社長でインフィニティのマーケティングトップでもあるアンディ・パーマーは、『Autocar(オートカー)』に次のように語った。
「ある見方をすれば、セバスチャンは成功しすぎているとも言えるだろう」
「そういう点で、3レース残してチャンピオンを決めたのは、もしかしたらわれわれにとっていいニュースではないのかもしれない」
レッドブルの創設者でチームオーナーのディートリッヒ・マテシッツでさえ、2013年の成功は以前ほど刺激的でないと認めている。
「その通りだ」とマテシッツは『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』などオーストリアの記者に語った。
「しかし、大みそかに毎年やるテレビ番組のようだと言っているのではない。いまでも非常に特別なことだ」
マテシッツが今季F1のパドックに姿を見せなかったことも事実だ。ベッテルが4連覇を決めたF1第16戦インドGPにも不在だった。
「私も70歳近い」とマテシッツは説明している。「F1とは19年のつき合いだ。10年間はペーター・ザウバーとやり、今年でレッドブルは9年目になる」
「4日間太陽を拝めない上海に毎回行きたいとは必ずしも思わないものだ。それより山に登って、キノコを採ったり自転車に乗ったりするほうがいい。時間は貴重なものだ」とマテシッツは話している。