レッドブルの技術責任者エイドリアン・ニューイが、以前フェラーリと契約間近まで行ったことを認めた。
ニューイの動向はもっか注目の的だ。F1第17戦アブダビGPの週末、イギリスのヨット・セーラー、サー・ベン・アインスリーと会談していたことが明らかになっている。
アインスリーは現在、アメリカスカップ出場を目指してイギリスでチームを立ち上げようとしている。ニューイもレース用ヨットの設計への興味を認めていた。
「彼(ニューイ)が加わってくれれば最高だ」とイギリスのラジオチャンネル『BBCラジオ2』に語るアインスリー。ニューイが「持つ設計の経験は計画の要なのだ」
V6ターボ・エンジン導入に伴って規則が大きく変わる2014年のF1。ニューイはチームが目指すF1コンストラクターズ選手権5連覇のアシストを約束している。
ニューイはイタリアの『Sky(スカイ)』に、次のように話した。「数年前、私はフェラーリ加入のチャンスをもらった。ところが当時、私には(イギリスで)学校に通う小さな子供たちがいた。イタリア行きはそう簡単な決断ではなかった」
「エンジニアとしてフェラーリに所属することすなわち、ドライバーがマラネロ行きの夢を実現することと同じだと思う。だが、残念ながらそれは実現しなかった」
またニューイは、イタリア『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に、次のように語っている。「レッドブルは私にとって最後のF1チームとなるだろう。F1を辞めて再スタートを切るのもそう悪くない」