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ベッテル、ツイッターに「興味無し」

2013年10月09日(水)11:16 am

セバスチャン・ベッテル(レッドブル)に、いま流行のソーシャルメディアに乗じて人気を博す気はまったくないようだ。

F1選手権4連覇をほぼ手中に収めたベッテルだが、最近では表彰台で容赦ないブーイングが浴びせられるなど、F1ファンからの人気はどうも今ひとつの模様。ツイッターやフェイスブックを通じたファンとの交流を拒んでいることが、ベッテルの不人気に拍車をかけていると言われている。

現に、ライバルたちのあいだでベッテル同様ソーシャルメディアから距離を置いているのは、実像が謎に包まれたキミ・ライコネン(ロータス)だけである。

しかし、ベッテルは、ブラジルの『Totalrace(トータルレース)』に対し、「プライベートをすべてさらけ出すなんて、まったく興味ないね。僕はたぶん、超退屈な人間さ」と冗談まじりに話している。

ベッテルがF1第11戦ベルギーGP、第12戦イタリアGP、そして第13戦シンガポールGPで優勝した際にはブーイングが起きたが、先週末のF1韓国GPを制したときには見受けられなかった。

これは、中心部から遠く離れた霊岩(ヨンアム)にあるサーキットに観客がいなかったからと皮肉を言う者もいるかもしれない。しかし、ドイツ『Sky(スカイ)』でテレビ解説を行っている元F1ドライバーのマルク・スレールは、「(日曜日には)びっくりするくらい多くの地元ファンが実際には来ていたし、彼らはフェアなファンだった」と語った。

さらに、「セバスチャン・ベッテルには、たくさんのファンがいる」と強調した。

ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、ベッテルへのブーイングは間違っていると指摘する一方で、ベッテルの独走がミハエル・シューマッハの黄金期を彷彿(ほうふつ)させると認めた。当時を振り返り、シューマッハの赤いクルマが後続を大きく引き離す光景に、テレビの前で思わずうとうとしてしまったと打ち明けた。

そして、『Bild(ビルト)』紙に次のように述べている。

「ベッテルは、今シーズンのタイトルをすでに獲得したも同然さ。残りのレースをすべてボイコットしない限りね」

「いや、もしそうなったとしても、タイトルを手にしちゃうかもね」とハミルトンは付け加えた。

ハミルトンの最近のコメントは、ベッテルへの敬意を欠いていると受け取られるかもしれない。

しかし、ハミルトンは8日(火)、自身のツイッターにこうつぶやいた。

「彼(ベッテル)は、おもしろくて謙虚な素晴らしい人間。彼こそこの素晴らしい成功の数々にふさわしい!」

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