ブラジルのインテルラゴス・サーキットで1日(日)、WEC(世界耐久選手権)第4戦の決勝が行われ、アウディ1号車アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ/マルセル・ファスラー組のR18 eトロン・クワトロが優勝。今回から1台体制での参戦になったトヨタは、LMP2クラス車両とのクラッシュによりリタイアとなった。
ポールポジションからスタートしたアウディ1号車だが、スタートでアウディ2号車に抜かれる。しかし、アウディ2号車はGTアマの車両に進路を阻まれてピットアウトが遅れた影響もあり、アウディ1号車がトップの座を奪い返して優勝した。アウディ2号車が2位、3位はレベリオン・レーシングの12号車だった。トヨタ8号車は、スタートから約35分後にLMP2クラスと接触。タイヤバリアにクラッシュし、リタイアとなった。
LMP2クラスの優勝はGドライブ・レーシングの26号車ロマン・ルシノフ/ジョン・マーティン/マイク・コンウェイ組。今回からオーク・レーシングへ移籍した井原慶子の乗る45号車はクラス5位入賞を果たしている。
GTクラスでは、ジャンマリア・ブルーニ/ジャンカルロ・フィジケラ組のAFコルセ51号車が優勝。チームメートの小林可夢偉/トニ・バイランダー組71号車は、バイランダーが走行中にトラブルが発生したとみられ、クルマが炎上したためリタイア。バイランダーにケガはない。GTアマクラスの優勝はアストンマーチン・レーシングの96号車だった。