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ラウダ、ピットレーンでのヘルメット義務化に異議

2013年07月11日(木)9:45 am

メルセデスAMGの非常勤会長職にあるニキ・ラウダが、F1第9戦ドイツGP決勝で起こったピットレーンでの事故に関して、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が過度に反応することはやめるべきだと語った。

FIAは、F1の商業権管理団体であるFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)所属のカメラマン、ポール・アレンがドイツGP決勝において、マーク・ウェバー(レッドブル)のクルマからはずれたタイヤの直撃を受けて入院することになった事故に対し、素早い反応を見せた。

F1最高権威者であり、FOMの代表者でもあるバーニー・エクレストンは、FOMのカメラマンにピットレーンへの立ち入りを禁止するとともに、FIAは、今後予選及び決勝の実施中は「マーシャル及びチーム関係者」のみがピットレーンへ入ることを許されるものとするとしている。

FIAによれば、「承認を受けたメディアが入ることができるのはピットウォールに限定される」という。

FIAはさらに、2014年に向けたレギュレーションの改訂を速やかに進めたいため、今回のルールについても即座に導入したいと望んでいる。

FIAが提示しているルール改訂案には、ピットストップの間は「すべてのチーム関係者」にヘルメット着用を求めるとともに、ピットレーンのスピード制限を現行の時速100キロメートルから80キロメートルへと下げることも含まれている。

マクラーレンのチーム代表であるマーティン・ウィットマーシュは、FIAがこれまでは少しばかり無関心だったとしつつ、今回の安全面への取り組みを急ぐ姿勢を支持した。

だが、3度F1タイトルを獲得した伝説的な元F1ドライバーでもあるラウダは、『Osterreich(エスターライヒ)』に対し、ピットレーンに立ち入る者全員にヘルメット着用を要求するルールは「どうかしている」、と次のように述べた。

「安全性を高めることには大賛成だが、そこまでやるのは過剰反応だ」

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