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笹原右京、フォーミュラ・ルノー2.0アルプス第4ラウンドは15位

2013年07月10日(水)20:28 pm

フォーミュラ・ルノー2.0アルプスの第4ラウンドが、F1イタリアGPの舞台でもあるモンツァで開催され、笹原右京(ユーロノバ)は決勝の2レースとも15位になった。

6 日(土)の予選で笹原は、決勝の2レースに向けて新品タイヤを1セット温存するためにピットロードで待機し、残り15分間でのタイムアタックにすべてをかける作戦に。セッション終盤に赤旗が掲示される不運はあったが、上位選手にペナルティーが科されたこともあり、30台中10番グリッドからレース1をスタートすることになった。

決勝レース1、10番グリッドの笹原は鋭い加速でシケイン状の第1コーナーまでに2、3台を抜いた。しかし、コーナー立ち上がりで前の車両がスピン、急ブレーキをかけたものの間に合わずに追突、フロントウイングにダメージを負った。笹原はフロントウイング交換のため緊急ピットストップ、順位を大きく下げたが、積極果敢に追い上げ、入賞こそ叶わなかったものの15位まで挽回してレース1を終えた。

7日(日)の決勝レース2、笹原は15番グリッドからのスタートになりました。レースは開始早々に上位陣でアクシデントが発生したが、笹原はこれをうまくすり抜け、レース終盤には自己最高位をほぼ手中に収める5番手へと進出。しかしその矢先、最終コーナーでライバルの危険な幅寄せに遭ってコースアウト。リタイアは免れたが18位でレースを終えた。なお、レース終了後に上位ドライバーにペナルティーが科され、笹原の最終順位は15位へ繰り上がった。

次の第5ラウンドは7月27~28日にイタリア・ミサノで開催される。

笹原右京
「2セット持っていた新品タイヤのうち、1セットだけを使って予選に臨みました。決勝レース1と決勝レース2で、残しておいた新品タイヤ4本うち2本を左前後輪にそれぞれのレースに振り分けて装着するつもりでした。これは右コーナーの立ち上がりを重視し、レース中に追い越しを仕掛けて順位を上げるためです。つまり予選のタイムアタックはあえて控えて、決勝を重視した作戦です。非常にリスクのある選択でしたが、予選の一発勝負はライバルの厳しいブロックに遭いながらもまずまずの結果で、決勝レース1はライバルのペナルティーもあって10番グリッドからのスタートになりました」

「決勝レース1は良いスタートがきれましたが、第1コーナーの立ち上がりでいきなり進路をふさがれてしまったので、避けようがありませんでした。フロントウイングを交換したあとのレースペースは悪くありませんでしたし、クルマにも自分のドライビングにも手応えを感じていただけに、あのアクシデントはとても残念でした」

「決勝レース2でもクルマのセットアップは良く、チームも僕も進歩していると実感できました。実際、上位とほぼ同じペースを保って食らいついていけましたし、良いレースができていると思っていました。それだけに、最終コーナーでのあの幅寄せは非常に悔しい…。次のミサノは、テストでも十分に走り込んでいるので自信があります。今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!」

【結果】フォーミュラ・ルノー2.0アルプス第4戦モンツァ レース1
【結果】フォーミュラ・ルノー2.0アルプス第4戦モンツァ レース2

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