F1界は、先週末開催された第8戦F1イギリスGPで、バースト(破裂)事故が多発したことが引き金となったタイヤ危機の問題に向け、すでに対応を開始している。
レッドブルのデザイナーであり、最高技術責任者でもあるエイドリアン・ニューイは、タイヤ変更を拒否していたフェラーリ、ロータス、フォース・インディアを非難している。
今年は、これまで何度かタイヤのトレッドが走行中にはがれるという事故が発生していた。だが、F1公式タイヤサプライヤーのピレリは、それは安全面に関わるというよりは、むしろ単なる見た目の問題に過ぎないと主張していた。そのため、3チームでは、それを解決するために新しいタイヤを導入することを拒否していた。
ニューイは、新たなタイヤの導入に抵抗を示したロータス、フェラーリ、そしてフォース・インディアといったチームに対し、シルバーストンでの大混乱は、彼らが「視野が狭い考えだった」ことによるものだと非難している。
『Telegraph(テレグラフ)』には次のようなニューイのコメントが掲載された。
「嘆かわしい状況だが、それが本当にF1というものの性質なんだ」