キミ・ライコネン(ロータス)の去就をめぐって、ふたりの元F1王者の意見が割れているようだ。ライコネンは、今季限りでF1を引退するマーク・ウェバー(レッドブル)の後任ドライバー候補の筆頭に挙げられている。しかし、かつて3度F1チャンピオンに輝き、現在はロータスのオーナー企業であるジェニィ・キャピタルの顧問を務めるジャッキー・ スチュワートは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)のチームメートになるのは、ライコネンにとって良い選択ではないと考えている。
「もうひとりのトップドライバ-がいるガレージへ行くのは、わたしだったら嫌だね。しかも、長いこと相手がチーム内で不動の地位を築き上げているとなると、なおさら嫌だね」とスチュワートはフィンランド紙『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』に語った。
一方で、同じく過去に3度F1世界王者に輝いた元F1ドライバーのニキ・ラウダ(メルセデスAMG非常勤会長)は、ライコネンがレッドブルへ行くべきだと述べている。
「もし、キミがレッドブルへ行かないなら、意気地の無い奴というまでだ」とドイツの『Bild(ビルト)』紙に語った。
「確かに今よりも働く日数は増えるかもしれないが、要は(お酒を)飲む日が減るっていうことさ!」とラウダは例によって単刀直入に付け加えた。