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ベッテル、選手権ポイントに興味なし

2013年06月28日(金)11:58 am

現在ドライバーズランキングトップのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、ランキングで何ポイントリードしているのか知らないと話している。

3年連続F1チャンピオンのベッテルは、ゲン担ぎでも有名だ。ドライビングシューズのひもの間に幸運のメダルをはさんだり、毎年シーズン開幕戦前の水曜日に自分のシャシーに女性の名前を付けたりしている。

しかし、26日(水)にベッテルはイギリスの記者らに対し、ランキングを意識的に見ないようにしているのは、「物事を単純にしておく」ためだと説明した。

ベッテルは、現在のランキングで自分が「いい位置」にいることは知っているが、36ポイントリードしていることも、2位がフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)であることも知らないという。

「今、自分のポイントがいくつかとか、ランキングで誰が2位、3位にいるのかと聞かれても…教えないでよ…知らないんだ」

「確かじゃないけれど、たぶん今はフェルナンドが2位だと思う。キミ(ライコネン/ロータス)はカナダで散々なレースだったからね。でも、ポイントについては全然分からない」

「レース後に結果をもらってまずやることは、選手権のランキングを破り取って、残りの部分に集中することなんだ。だって、次のレースに向けて重要なのはそっちだからね」

「意識的に、物事を単純にしておこうとしているんだ。全部で20戦(今季は19戦)ある。その全部で最高の結果を出せれば、最終的にチャンピオンを獲得する可能性も高くなる」

ベッテルは、チャンピオン争いよりレースに集中するほうが最高のパフォーマンスを発揮できると説明している。

「僕だってバカじゃない」とベッテル。「でもとにかく今は、1戦1戦に集中することが一番なんだ。そしてもし隙間があったら、迷いなく飛び込むことだよ」

ライバルのアロンソとルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、お互いの才能は称え合うものの、ベッテルについては、レッドブルの最高技術責任者であるエイドリアン・ニューイのデザインしたマシンがいいだけだと話している。しかしベッテルは、その点を気にしていないという。

「人の意見は頼りにしていない」とベッテルは話し、自分のパフォーマンスに満足していると語った。

「僕たちは堂々と胸を張っていいと思う」

「1度だけじゃない、これまでに十分示してきた。チャンピオンはもちろん、いろいろなレースで何度もね」

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