27日(木)にマーク・ウェバー(レッドブル)が今季限りでレッドブルを離れることが発表され、ほかのドライバーに対してレッドブルへのドアを開けた形となった。だが、来季のレッドブル入りがうわさされているキミ・ライコネン(ロータス)は、ウェバーのニュースが報じられた後に、まだ来年どうするかは決めていないと主張している。
2007年のF1チャンピオンであるライコネンは、現在所属しているロータスとの契約は今年までとなっており、その後はフリーエージェントという形になる。そして、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーも今週、ライコネンもウェバーの後任候補の「選択肢」に入っていると認めている。
だが、ライコネンは27日(木)に、シルバーストンで『BBC』に対して次のように語った。
「来年のことはまだ何も決めていないよ」
「やりたいと思うことは何でもできるよ。まだ契約していないからね」
メディアに対して言葉少ないことで有名なライコネンは、ウェバーがポルシェへ移籍しル・マン24時間レースを含むWEC(世界耐久選手権)に参戦することを決めたことについても「僕には関係ないことさ」と主張した。
さらに、来年に向けてロータスを選ぶか、あるいはレッドブルを選ぶかということは難しい判断になるだろうとほのめかした。
「決して簡単なことじゃないよ」と語ったライコネンは、次のように続けた。
「異なる選択肢を前にするのは初めてのことじゃないし、その時点で自分にとって正解だと思う方を選ぶだけだよ」