各チームから非難を浴び、テスト禁止のルールに違反している可能性を指摘された極秘F1タイヤテストに関し、20日(木)に統括団体FIA(国際自動車連盟)の国際法廷で聴聞会に臨むメルセデスAMG。同チームに対して、厳しい処罰を望む声が出ている。
もしポイントの大幅なはく奪や、数千万ユーロ(数十億円)の罰金など厳しい処分が科されることになった場合、チーム代表のロス・ブラウンは自ら辞任するとの見方もある。
マクラーレンのチーム代表であるマーティン・ウィットマーシュは、『motorline.cc』に対し、もし何らかの処罰があるとすれば、それは「FIAによって決定されるべきものだ」と述べつつも、「だが、通常、競技規則に違反した場合には、競技面の罰則が与えられるべきだ」と語り、単に罰金で済まされる問題ではないとの考えを示唆している。
元F1ドライバーのマルク・スレールもこれに同意見のようだ。
「単に罰金で済むなら、レッドブルのようなチームは同じように1,000キロメートルに及ぶテストをやるだろうね。かなり大きな出費にはなるだろうが、やろうと思えばできる」と語ったスレールは、次のように付け加えた。
「だから、競技面の罰則でなくてはならない」