セバスチャン・ベッテル(レッドブル)は22日(水)、F1モナコGP(5月26日決勝)の優勝候補筆頭にメルセデスAMGを挙げた。
メルセデスAMGのニコ・ロズベルグおよびルイス・ハミルトン両ドライバーは、最近のレースでピレリタイヤに手を焼いているが、前戦のF1スペインGP(5月12日決勝)で優勝したフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)も、真っ先にメルセデスAMGを優勝候補に挙げていた。
ベッテルはモナコでブラジルの『Totalrace(トータルレース)』に対し、「なぜみんながメルセデスAMGを優勝候補と呼ぶのか、僕には分かる」と述べた。
「最近の予選で、彼らは素晴らしいスピードを見せている。それに、ここモナコでは予選でいかに上位に行けるかがカギを握ると誰もが知っている」
「でも、タイヤが重要になるかは分からない。要は、どのくらい保つかだ」
「おそらく、ポールポジションがすべてを決めるわけではないけど、ここで追い抜くのはかなり難しい」とベッテルは付け加えた。
一方で、フェリペ・マッサ(フェラーリ)は、たとえメルセデスAMGがモナコでタイヤのトラブルに見舞われたとしても、ハミルトンとロズベルグに勝機があると考える。
「彼らはレースで苦しむと思う。なぜなら、すべてのレースでそうだからさ」とマッサは述べた。
「でも、ここのレースで苦しんだとしても、順位を守ることは可能」
「モナコはメルセデスAMGにとって、最も適したコースだろうね」とマッサは付け加えた。